夫の良きパートナーの妻の顔。
仕事で社会人の顔。
家事、子育ての母親の顔。
毎日一人で何役もこなし、どれだけしんどくても、いつも笑顔でいる。
でも本当は、誰かに弱音を吐いたり、時には泣いたり怒ったりしたいはず。
なのにそんな時ほど、幼い頃から言われてきた言葉が呪文のように湧き出てくる。
「イヤイヤばかり言ってると、嫌われるよ」
「お母さんはいつも笑ってる子が好きだな」
そうしてまた、ネガティブな感情を笑顔で隠す “ 偽りの自分 ” を演じてしまいます。
そう、今のあなたのように。
そのポジティブなあなた、本当のあなたですか?
頑張り屋さんの中にいる、もう一人の自分
一般的にポジティブは「善」で、ネガティブは「悪」だと認識されています。
が、実はポジティブにも弊害があると言ったら…
どう思われますでしょうか?
「どんな時もポジティブでいようと頑張ってきた、私の努力は何だったの?」
そんな虚しい気持ちになったら、胸に手を当てて感じてみてください。
ポジティブな気持ちの裏に、ポジティブであろうと自身を奮い立たせる、もう一人の自分が存在しているのを感じませんか?
そしてそのもう一人の自分は、本当は疲れていたりしませんか?
このもう一人の自分こそが、ポジティブにも弊害があることを、教えてくれているのです。

弱音を吐けないのはあなただけではない
ある大手検索サイトの調査では、日本人の82.9%が、「ポジティブ思考でいるのは大事」と答えています。
それほど多くの日本人が、毎日毎日
「ポジティブでいなきゃ」
と、頑張って生きています。
ところが、「些細(ささい)なことで落ち込んでしまった経験はあるか」の設問には、「ある」と答えた人が83.1%もいます。
加えて、自分の性格を「ネガティブ」と答えた人は、56.1%と半数を超えている。
「ポジティブでいなきゃ」
と、ネガティブにもかかわらず、弱音を吐けない頑張り屋さんとして生きている人は、あなただけではないということです。

『陰の感情』も『陽の感情』も、どちらも本当の自分
そもそも、なぜ、
「ポジティブでいなきゃ」
と思い、頑張らないといけないのでしょうか?
「喜怒哀楽」という言葉があるように、人間には、さまざまな感情があります。
1日の中でも、いくつもの感情を感じながら生きています。
いくつもの感情は、大きく分けると『陰の感情』と『陽の感情』の、2種類に分類されます。
生まれたばかりの赤ちゃんでさえ、『陰の感情』も『陽の感情』も感じています。
そして『陰の感情』を出して泣くことを悪いことだとは、全く思っていません。
もしも赤ちゃんが、
「ポジティブでいなきゃ」
と自分を奮い立たせ、泣くのを我慢していたら、逆に赤ちゃんらしくなくて怖いですよね。
赤ちゃんはいつも、『陰の感情』も『陽の感情』も、どちらも本当の自分だと認めて、生きているのです。

有害なポジティブ――トキシックポジティビティ
宇宙の大原則は「陰陽共にあり」
弱音を吐かない頑張り屋さんほど、嫌なことを言われても、ついていない出来事があっても、ネガティブな『陰の感情』を抑えます。
『陰の感情』を抑えるあまり、反動でとても疲れるのも確かです。
この疲れは、頭が担っている顕在意識と、心の本音を担っている潜在意識との差から発生しています。
だからふと気がつくと、ネガティブなことばかり考えている自分に気がつく。
「いけない、ポジティブでいなきゃ」
そう思い直しては、また疲れるというループにはまるのです。
ただこの思考は、宇宙の大原則から外れてしまっています。
もともと宇宙には、陰陽どちらも備わっています。
その宇宙の一部である私たちにも、陰陽は備わっています。
陰陽両方あるのが当たり前であり、陽だけを認め、陰を捨て去ることは不可能であるということ。
よくあるスピリチュアルでは、
「陰を浄化しましょう」
「陰を手放しましょう」
と言いますが、これは大きな間違いです。
もしこれが正当だとするのなら、大人と同じ人間である赤ちゃんも、陰を手放さなければならなくなります。

トキシックポジティビティとは何か
ポジティブは「善」
ネガティブは「悪」
この概念から生まれた、宇宙の大原則から外れたポジティブの罠があります。
“ トキシックポジティビティ(有害なポジティブ)”です。
「どんな状況でも常にポジティブでいるべき」と過度に強調し、ネガティブな感情を否定・抑圧・無効化する考え方や態度を指します。
日本語では、「有害なポジティブ思考」「有害な前向きさ」などと訳されます。
「常にポジティブシンキング!」
「愚痴は、絶対に言わない」
「すべてに感謝」
一見正しく、美しく感じられるこの言葉や態度は、陰を嫌悪するあまり生み出されたもの。
そのエネルギーに、弱き者へ寄り添う優しさはなく、相手や自分の本当の感情を無視し、時に他者を排除します。
いかがでしょう。
陰陽共にある宇宙の大原則から外れ、人の本当の心(感情)も無視したこのポジティブは、弊害だと思いませんか?
悲しみ・怒り・不安・失望などの自然な『陰の感情』は、無かったことにしてはいけません。
心に負担がかかるばかりです。
真面目で優しいあなただからこそ、自身の『陰の感情』をそのまま受け入れてあげてほしい。
大切な、大切なあなたなのですから。
トキシックポジティビティの罠から脱却する
頭・心・魂から生まれる感情を認識して
ひとつだけ、大切なことがあります。
トキシックポジティビティの罠から脱却していくには、「認識できる陰の感情」を受け入れてあげるだけでは足りない、ということです。
感情は、顕在意識(頭)、潜在意識(心の奥)、魂の3箇所から出てきます。
しかしこの地球上のほとんどの人は、顕在意識の感情のみ認識して生きています。
顕在意識の感情は、脳科学からすると、潜在意識の約0.003%にすぎません。
潜在意識の奥にある魂の感情に至っては、一生感じることなく生を終える人も、少なくないくらいです。
つまり、潜在意識の感情と魂の感情は約99.997%もあるにもかかわらず、認識できていないことになります。
トキシックポジティビティの罠から脱却していくには、出てくる陰の感情を「すべて認識して」受け入れてあげる必要があるのです。

陰の感情を丁寧に見ていく
あなたの中から出てきた陰の感情は、
頭から出てきたのか、
心から出てきたのか、
それとも、魂から湧き出てきたのか。
このすべてを認識できなければなりません。
一つひとつ認識して、丁寧に見て、受け入れていった先に、ようやくトキシックポジティビティの罠から脱却することができます。
頭ー心ー魂の3重構造を区別でき、人の感情を見ることに長けた専門家との共同作業は、それを可能としてくれるでしょう。
プライベートセッションでは、まずは心の視点から、次に魂の視点から、あなたの痛みや疲れの根源を一緒に丁寧に見ていきます。
今まで言えなかった本当の気持ち、そして自分でも気づかなかった陰の感情を、本物の安心と共に、きっと実感していただけるはずです。
涙と共に流れ、消えていく不安。
その安らぎこそが、魂が求める本当の自分へと向かう、変化への始まりになります。
自由を与えてくれるのは、本当のあなた
トキシックポジティビティの罠に溺れたままでいることは、疲れる人生を死ぬまで続けること。
ましてや、自分探しで疲れたと思っているなら、なおのことです。
陽のポジティブも、陰のネガティブも受け入れ、本当の自分を取り戻せば…
これまでとは打って変わった、赤ちゃんのように自由に自分を出せる人生に、180度変わります。
そんなあなたになれるよう、一歩を踏み出してみませんか?

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