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魂と生きる智慧

現代のスピリチュアルに潜む2つの闇

現代のスピリチュアルに潜む2つの闇——美化と責任の放棄 | Mani Padme

先日、プライベートセッションに来られたT様(仮名)が、このようなことをお話ししてくださいました。

(ご本人より掲載の許可を得ています)

「前に行ったスピリチュアルカウンセリングで、『あなたはスターシードね、地球を救う存在よ』って言われて、その時はそうか!って思ったんですけど、家に帰ったら、なにか自分の今の苦しみまで美化された感じに思えてきて、一人で泣いてしまったんです」

『美化』

これは、現代の日本のスピリチュアルに巣食っている、2つある闇のうちのひとつです。

今、特定の人が抱えている孤独感や違和感は、高次元から転生してきた魂だからと、スピリチュアルでは言われます。

この「高次元の存在」があなたですよ、と言われると、多くの人は心地良くなります。

自分は周りの人とは違う、特別な存在だと感じるからです。

しかし、自分が特別な存在だと感じると、人は無意識に周りを見下す「自己顕示欲」を肥大化させます。

無意識に見下す…というのがポイントで、本人の意識は、特別な存在の自分に酔いしれている状態です。

これが『美化』です。

地球を救う特別な存在とする『美化』は、滅びてもおかしくない方向に地球をもっていくという、逆の行為に繋がります。

そんな現代の日本の多くのスピリチュアルに巣食っている『美化』を、今から一緒に詳しく見ていきましょう。


知的な微笑みで正面を見つめる日本人女性 ─ Mani Padme 生きづらさ・本当の自分を取り戻す人生変革コンサルティングブログ

「特別な存在」に意味はない

スピリチュアルに多い「特別な存在」

スピリチュアル用語で調べると、私たち眞證と慈敬は「光の戦士——ライトウォーリア」に分類されるようです。

光の戦士とは、人のネガティブさと向き合い、愛や真実を広げることで地球や人々の意識の向上に貢献する存在。

この光の戦士の人々は、幼い頃から生きづらさや違和感を感じ、人よりつらい経験もするとされます。

確かにつらい経験はしてきました。
生きづらさや違和感も感じてきました。

そして、地球の人々の意識を上げ、本当の自分の人生を生きてほしいと切に願い、今も日々サポートし続けています。

ですが、私たちは自分たちを光の戦士だと思ったことは、一度もありません。

これからも、そう名乗ることは一切しません。

光の戦士であると世間に示すことに、何の意味もないと思うからです。


夜の喧騒の中でひとり光を見上げる女性 ─ Mani Padme 生きづらさ・本当の自分を探す魂の覚醒と人生変革コンサルティング

美化された「スターシード」に変えられた悲しみ

なぜ、何の意味もないと思いますか?

先ほどのT様の声を読み返してください。

帰宅後、T様の心から溢れてきたのは、「自分の今の苦しみまで美化された」悲しみ。

その時に抱えていたご主人とのすれ違いや、子育ての疲れ、仕事での無力感からの苦しみを、違う形に変換されてしまったのです。

「スターシード」という、一方的なラベルを貼られて。

これは、多くのスピリチュアルに巣食っている『美化』が、相手の気持ちを勝手に違う形に変換した、典型的な実例です。

幸いT様は、自分の中にある本当の気持ちを大切にしたい思いを、捨てきれずにいました。

そのため、現代のスピリチュアルの闇には飲まれませんでした。

後にT様はおっしゃってくださいました。
「あの時、私がスターシードって本当なの?っていう疑いが心のどこかにあったんだって、今ならわかります」
…と。

有償であれ、無償であれ、『美化』により相手の心を傷つけるなど、あってはならないこと。

ましてや、自らをスターシードや光の戦士と謳う「自己顕示欲」など、私たちは持ちたくありません。

だから今後も、そう名乗ることなど、あり得ないのです。

土の上で新芽が育つガラスの地球を慈しみで支える手 ─ Mani Padme 魂の覚醒・生きづらさを根本から解放する人生変革コンサルティング

この世の、全宇宙の絶対原則——陰陽の法則

地球や大自然に介入するスピリチュアル

日本は地震大国です。
毎日と言っていいほど、小さな地震が日本のどこかで起きています。

時には地震でレイラインが変わったり、大地や空間のエネルギーが滞ることもあります。

この地震などによる「滞り」を流したり、解放したりする、スピリチュアルの方々がいます。

地球を整える、自然の循環を元に戻す、というような面目で、全国に出向くこともあるようです。

ここまで読むと、とても良いことをしていると、思われるかもしれません。

確かに「行為」自体は、良いことです。

しかしながら、相手は地球、大自然。
地球や大自然のエネルギーが滞っているのには、大きな意味があります。

その滞りを「悪いこと」と、一方的な人間目線で地球や大自然の滞りの解消を行うのは、本来やってはいけないことです。


冬の鳥居と雪景色を背景に輝く神社の金房飾り ─ Mani Padme 魂の覚醒・日本のスピリチュアルと本当の自分を取り戻す人生変革コンサルティング

覚悟を持つ本物は、陰陽の法則を守る

それでも何かの使命感にかられ、地球や大自然に対し、エネルギーの解放を行う本物もいらっしゃるでしょう。

ごく稀にいらっしゃる、その本物の方々は、『陰陽の法則』に則(のっと)り、動いています。

陰と陽はいつも一対で存在しています。

プラスがあれば、マイナスがあるように。
上昇があれば、下降があるように。
動があれば、静があるように。

地球にも、宇宙にも存在して、バランスをとっています。

陰を出せば陽が、陽を出せば陰が返る。

これが『陰陽の法則』です。

地球や大自然に介入する時、ほとんどの方はプラスのエネルギーを使います。

プラスのエネルギーを使えば、マイナスのエネルギーがどこかに必ず発生します。

そのマイナスのエネルギーを、自分の身に必ず受けなければいけません。

それが、『陰陽の法則』に則(のっと)るということです。


昔付き合いのあった方の中に、お一人で地球のエネルギーを「癒し」に、全国の神社に出向いている知人がいました。

その知人は、地球の癒しの傍ら、現実世界では仕事に苦労したり、金銭的にも苦労されていました。

体もだんだん悪くされていっていました。

それでも…
『陰陽の法則』の重要性をご存知だったのでしょう。

現実世界で『陰』の現象を受ける覚悟を持ちながら、地球の癒しを続けていらっしゃいました。

その様を拝見して、本物の為せる技だと感服した覚えがあります。

スピリチュアルについて怪しい気持ちが捨てきれない方は、こちらの記事(「スピリチュアルは怪しい」その見方、半分正解、半分不正解です)も読んでみてください。

「責任の放棄」という、もうひとつの闇

「宇宙が味方してくれる」甘い物語への依存

現代の日本のスピリチュアルに巣食う、もう一つの闇。

それは『責任の放棄』です。

  • 「すべてを受け入れましょう」
  • 「愛をもって許しましょう」
  • 「宇宙に感謝しましょう」

美しく、優しく、悟った自分へとシフトさせる大いなる愛の導きは、多くのスピリチュアルの方々が発信しています。

肉体を捨て、魂だけになれば、それも可能かもしれません。

ただし、地球に生きている限り、人間は肉体も心も持ったままです。
そこには、人間関係の泥臭さ、経済的な苦しさ、健康上の不安など、現実の複雑さがセットになっています。

大いなる愛の導きだけで、これらの現実がどうにかなるはずもなく…

けれどもあまりにも現実が苦しいと、人は、特に女性は何かに頼りたくなるのですよね。

「宇宙が味方してくれる」というような、美化された甘い物語に浸らせてくれるスピリチュアルに。


自然光の中でひとり内省する若い日本人女性 ─ Mani Padme 生きづらさ・このままでいいのかという問いと魂の覚醒コンサルティング

ネガティブ感情を手放してはいけない理由

美化された甘いスピリチュアルだけに人生を丸投げすると、自分が自分でなくなってしまいます。

自分の人生に対する『責任の放棄』を生み出すからです。

人生には痛みも、ネガティブな感情も付きものです。
痛みやネガティブな感情を感じるそこには、幸せになれる学びがあります。

いじめられる苦しさを経験すれば、誰かを守る強さや優しさを持つことができます。

お金を騙し取られたら、相手が安全な人かどうかを見抜く力が養われます。

大病をすれば、今ある健康に感謝し、体を大切にするようになります。

痛みやネガティブな感情を持ったからと言って、それを「手放しましょう」と無きものにしたら、その先の幸せは得られません。


多くのスピリチュアルでは、ネガティブな感情は「手放すべき低い波動」としますが、実は違います。

手放してはいけない。
その波動の先にある、幸せになれる「高い波導」を得たければ、決して手放してはいけないのです。

何より、怒りや悲しみなどのネガティブな感情を素直に感じることのほうが大切です。
あなた自身から出てくる感情は、本当のあなたなのですから。

手放せば手放すほど、心の声が、本当のあなたが聞こえなくなっていきます。

自分の人生の主人公は、自分です。

あなたの人生の主人公は、あなたです。

自らの人生への責任を放棄して、どうして幸せになれましょう。

人生の主人公は、あなた自身

依存のループにハマる前に

スピリチュアルセミナーに参加し「人生が変わった!」と目を輝かせても、3ヶ月後にはまた新しいヒーラーやスピリチュアルカウンセラーを探す。

そんな方々が後を絶たないのが、現代の日本です。

残念ながら、『美化』と『責任の放棄』の闇に巣食われたスピリチュアルを追いかけても、依存のループにハマるだけで何も変わりません。

本当の自分を見失うだけです。

スピリチュアルの「商品化された癒し」に頼らず、人生の痛みに向き合ってください。

スピリチュアルすべてを信じず、でも完全に否定もせず、「活用」してください。

そして、自分から湧き出る心の声を大切にしてください。

悟らなくても、常に高い波動でなくても、落ち込む日があっても、それで人間として失格ではないのです。

むしろ、その泥臭い部分を含めての自分が、魂が望んでいる最もリアルな「本当の自分」なのですから。

30代40代になると、時間も体力も有限であることを感じてきます。

だからこそ、偽物の光に惑わされず、自分の内側にある小さな灯りを、大切に育てていってほしいと思います。

本当の自分を生きるために

自分の内側にある小さな灯りを、大切に育てていく。

その入り口として、Mani Padme では、定期的にメルマガをお届けしています。完璧なスピリチュアルではなく、ちょっと疲れた本音の自分をそっと抱きしめてあげられる。そんな内容もお伝えしています。

あなたは今、どんな「闇」に気づいていますか?
それを知ることが、本当の自分を生きるための一番の近道なのかもしれませんよ。

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